コンビニ人間

お盆も過ぎ、気持ち少し涼しくなってきたように感じますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

私の住んでいるところは山の中ですので、雨続きで気が滅入ってしまいます。笑

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今回のお題は「コンビニ人間」です。

およそ一か月ほど前に、直木賞芥川賞の受賞作品が発表されました。

芥川賞に受賞された作品が、村田沙耶香さんの「コンビニ人間」です。

早速単行本化され、バイト先の書店でも注目のコーナーに堂々と積まれております。

単行本、一冊千いくらします…。

読みたい!けど、学生にとっては千円の壁はなかなか越えるに難しいものです。文庫化されるのを待つという手もありますが、読みたい気持ちは新鮮さも大切です。

そんな方々におすすめしたいのが「文藝春秋」という雑誌です。

今年の9月号にはなんと「コンビニ人間」全文掲載となっております!

他にも論文等の読み物もあり、そして千円以内のお値段で買えてしまいます!

むしろ、みんななぜこちらを選ばないのか…

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さて長々と宣伝してしまいましたが、

「コンビニ人間」みなさんは読まれましたでしょうか?

文章量は少なめで、読むのが遅い私でも一時間半程で読めてしまいました。

活字が苦手な人でも案外楽に読めてしまえるかもしれませんね。

内容のほうですが、

コンビニのアルバイトをしている方からの目線で、商品の陳列やお客様に対する観察がとても繊細に表現されていて、コンビニのアルバイトを経験されたことない人でも、店員さんの気持ちに共感しやすいと思います。

(私自身、コンビニのアルバイトは経験ないですね…)

主人公は、常識に理解が乏しく、感情も薄い人物で、

「私だったら耐え切れず怒り出してしまうなー」というシーンでも、冷静に合理的に考えてしまうとこが面白いと思いました。

 

いつもの日常に、少しだけ視点をずらして見てみたくなる。そんな作品です。

 

本当はまだまだ書きたいことがありますが、ネタバレをはさんでしまいそうなのでこの辺にしておきます。笑

 

少しでも気になった方は、是非読んでみてください!